2008年以来、3期連続ニュージーランドの首相を務めてきたジョン・キー首相(55)が、12月5日記者会見し、辞意を表明。

その理由に注目が集まっています。

「これまで職務に全てをささげてきた。夜や週末に妻を一人で残したり、大事な場面で妻に付き添えなかったりしたことが多かった」
引用元:毎日新聞 − ニュージーランド キー首相が辞意 「元の生活取り戻す」  

キー首相は、職務遂行には「一番大切な人たち」の犠牲が余儀なくされたと述べ、子どもたちの生活が「極端なほど侵害された」と語った。「言えるのは、私は全力を尽くしたということだ。もう燃料タンクには何も残っていない」。
引用元:BBCニュース − ニュージーランド首相が突然の辞意表明 家族のためと

「これまでで最も困難な決断だった」と述べ、家族との時間を大切にしたい意向を示した。今後については「未定」とした。
引用元:日本経済新聞 − NZのキー首相が辞意 「家族との時間大切にしたい」 

夫として、父親として…

金融業界でバリバリと働き、国のリーダーとしても力を尽くしてきたというキー首相。

一部メディアでは、妻であるブロナー氏の頼みで…という情報もありますが、首相として過ごした8年間を振り返りながら「家族との時間を大切にしたい」という理由で辞意を発表した彼もまた、心の奥底では「仕事だけでは語れない人生」「夫として、父親としての時間」を渇望していたのかもしれません。

しかし…

・これはキー首相だからできたこと!

・一般サラリーマンは簡単に仕事を変えられない!

・一家団らんのために会社を辞めるなんてリスクは取れない!

そう考える人もいるかもしれませんね。

最大のリスクは何か?

その一方で…

・妻が子育てを一人で背負い込んで産後うつになりかけたことをキッカケに、残業の少ない会社に転職。

・子どもがまだ小さい中で転勤の打診があった。家族がバラバラになることだけは避けたく、独立。

・二人目の妊娠が分かった時点で、これ以上妻に負担を強いるわけにはいかないと思い転職。


など、筆者の周りにも妻の妊娠や子育てをキッカケに働き方を変える夫たちは現れはじめています。

彼らにとっては「妻の笑顔を失うこと」や「子どもの成長を見守れなくなること」「家庭が崩壊すること」の方が、仕事内容や働き方を変えること以上にリスクだったからです。

もし、これを読んでいるあなたが上述したような「リスク」に直面しているならば、まさに「あなたも」何かを変えるタイミングに差し掛かっているのかもしれません。

仕事を理由に、妻や子どもとのコミュニケーションを疎かにしていませんか?
家のことを、妻任せにしていませんか?

「自分の働き方は妻の反感を買うようなものではない」と言い切れるのであれば良いのですが、小さな子どもを育てている時期の妻たちは、大なり小なり夫の働き方や夫の勤める会社に不満を持ちがちです。

そうした中で、夫にできることは何なのか?

キー首相や上述した夫たちのようなドラスティックな決断ではないにしても、「家族との時間を大切にしたい」という思いで働き方を見直したり工夫することは「夫婦・家族の絆」に良い影響を与えるはず。

もちろん実際に働き方を変えるにあたっては、独りよがりにならないように夫婦でよく話し合い、二人の合意のもとに結論を導き出すことが大切です。

何はともあれ、「キー首相の辞意表明に勇気をもらった!」「働き方を見直してようと思う!」なんてご夫婦が増えるかもしれませんね!

お互いを労わりあい、支え合える夫婦の元で育つ子どもたちはきっと幸せです。

あなたも、今夜あたり夫婦で「働き方」を話し合ってみませんか?

 

『夫婦会議®︎』を始めてみませんか?

『夫婦会議®︎』とは、
人生を共に創ると決めたパートナーと、
より良い未来に向けて「対話」を重ね、
行動を決める場のことです。

 

自分ひとりの意見を通すため、相手を変えるために行うものではなく、「わたしたち」で答えを創るためのもの。

特に育児期においては、わが子にとって、夫婦・家族にとって「より良い家庭環境」を創り出していくことを目的に行います。 

家庭は社会の最小単位であり、子どもたちが最初に触れる社会そのもの。『夫婦会議®︎』は、ちょっとしたことから大切なことまで、前向きな気持ちで「対話」できる家庭環境づくりを応援します。

※『夫婦会議®︎』は、Logista株式会社の登録商標であり、日本初の「夫婦の対話」メソッドです。模倣サービスにご注意ください。
※『夫婦会議®︎』のツール・サービスは、“対話”によるコミュニケーションを重視しており、他に「キャリアデザイン/子どもの発達・成長/産後ケア/周囲との結びつき」などの観点を用途に応じて織り交ぜ開発しています。