今や3組に1組の夫婦が離婚する時代。特に、0~2歳のお子さんを育てる家庭での離婚率が最も高いという結果がある中、実際に「産後に離婚が頭をよぎったことがある」という人は珍しくありません。(2016年度に厚生労働省が日本の母子家庭を対象に行った最新の調査では、全体の約4割が産後2年以内に離婚を決意しています)

しかし、縁あって一生のパートナーとして誓い合ったふたりです。

家事や育児、働き方のことなどで価値観が衝突したり、気持ちがすれ違ったりすることがあっても、子どもを授かり「親」としての役割が加わったからには、これまで以上に夫婦のパートナーシップを大切にしていきたいところ。

というわけで今回は、未就学児を育てる男女554名を対象とした「対話」に関するアンケート(2017年いい夫婦の日調査)の中から「夫婦円満であるために必要だと思うこと」に寄せられた回答をピックアップ!

産後の妻・夫の99%が「夫婦円満であるために対話は大切」と回答したその裏で、日常的にはどのようなことを意識して行動しているのか?

自由記述欄で使用頻度の高かったキーワードにスポットを当てながら、世のご夫婦が産後も夫婦円満であり続けるために大切にしている3つのことをご紹介していきます。

1、「ありがとう」と「ごめんなさい」はワンセット

まず、アンケートの中で夫と妻それぞれに目立ったキーワードが「感謝」「ありがとう」

・お互いを尊重し、感謝の気持ちを言葉にして伝える。
・「いつも美味しいご飯をありがとう」「洗濯物ありがとう」など、日頃の感謝が大切。

・毎日一言で良いので「ありがとう」の気持ちを伝える。
・当たり前になっていることも、「ありがとう」と言葉にして感謝を伝える。

など、普段からパートナーに感謝すること。
特に、言葉にして伝えることを重視している人が多いということが分かりました。

働いて稼ぐ、家事や育児などを通じて日常を支える…いずれの場合にも、「家族なんだから当たり前」「自分の方が頑張っている」などの意識を捨て、お互いに「ありがとう」の一言を惜しまないことが、夫婦円満の基礎になると考えられているようです。

また、ここで注目したいのが妻側の回答!

・「ありがとう」と「ごめんなさい」を素直に言えることが大切。
・「ありがとう」と「ごめんね」をきちんと言葉に出来る。
・「ありがとう」や「ごめんなさい」は言葉で伝える。

など、実は妻たちの多くが、感謝の気持ちだけでなく、謝る気持ちを素直に言葉にすることが大切と考えていることが判明!回答結果の一覧表を確認した時には、「同じ人が何度も答えているのでは?」と一瞬目を疑うほどでしたが、それほど多くの妻たちが「ありがとう」と同じくらい「ごめんね」の一言を重視していることが見て取れる結果となりました。

一方で、夫側のアンケート結果の中には「ごめんね」や、それに近いキーワードが見当たらなかったことや、別なアンケート調査でパートナーに対する不満を尋ねた際に「夫が自分から謝らないことが不満」「ごめんねと素直に言えない夫に失望している」などの声を寄せる妻が少なからず存在していたことを鑑みても、夫婦間で「ごめんね」の言葉の重みにギャップが生じている可能性も…。

「ありがとう」と「ごめんね」はワンセット。

時として「ごめんね」の一言が「ありがとう」以上に重要な役割を果たすことがあると考え、いずれの言葉も、普段から素直に口に出していけたら良いですね。!

2、「尊重」「思いやり」…相手を大切に思う気持ちを行動で示す

続いて注目したいキーワードが「尊重」「思いやり」

【尊重】そん ちょう 

尊いものとして重んずること。 「他人の意見を-する」 「人命-の精神」

 【思い遣り】おもい やり

その人の身になって考えること。察して気遣うこと。同情。想像。推量。「病人に対する-」


辞書には上記のように説明されていますが、今回のアンケートの中で夫は「尊重」を、妻は「思いやり」を、それぞれに2番目に多く使用していました。ちなみに、尊重については妻も4番目に多く使用していることから、夫婦ともに「相手を尊重し、自分も尊重されていると感じられる関係」に価値を置いていると言えそうです。

・相手の気持ちや考え方を尊重する。
・お互いを尊重し、信頼する。

・どちらが偉い、大変ではなく、尊重し合える関係。
・相手の価値観や趣味、一人の時間などを尊重する。

一方、「思いやり」については、妻が2番目に多く使用していた一方で、夫の使用度は低くTOP10にも入らないという結果に。

・相手の事を思いやり、行動できること。
・思いやりの気持ちを言葉と態度で示す。
・相手への思い遣り、想像力を働かせることが大切。

尊重も思いやりも「相手を大切に思う気持ち」を表した言葉であり、意味そのものに上下はありませんが、思いやりという言葉は「察して気遣う」「想像力を働かせる」という意味合いが強い点が特徴。

妻たちの中には「思い遣りの気持ちに触れてはじめて、自分が大切にされているという実感が得られる…という人も少なく無いのかもしれませんね。

3、「スキンシップ」を心がける。ただし、触れ合い方には注意!

最後に注目したいのが「スキンシップ」というキーワード!

・キスやハグなどのスキンシップを欠かさないこと。
・スキンシップや夫婦二人だけの時間も大切。
・日頃からスキンシップを心がける。

・セックスも、セックス以外のスキンシップも両方大切。
・夫婦ふたりの時間やデート、日常的な軽いスキンシップが大切。
・スキンシップはとても大切。子どもが産まれてから強く感じるようになった。

など、「スキンシップ」という言葉を夫も妻も3番目に多く使用しており、夫婦円満に欠かせない要素として捉えられていることが分かりました。

ただ、産後間もない妻たちの中には「産後はディープキスができなくなった」「セックスが痛そうで怖い」「オッパイは赤ちゃんのためのもの。触られたくない」という意見や「家事も育児も非協力的な旦那とセックスなんてもうしたくない」…と、行為そのものに抵抗感を持つ人も少なくない様子。

また、「何度誘っても妻に断られてしまい、3年以上セックスレス」という夫や、「夫からセックスを拒否され、自信をなくしている」という妻も珍しくない中、いずれの場合にも、以前と同じようなスキンシップを期待するのではなく「新しい触れ合い方」をふたりで模索してい必要があると言えそうです。

産後も夫婦円満であるために。
日頃からふたりで協力してお互いの心と身体を労わりあいながら、「男と女として愛しあえる関係」も維持できたら良いですね。

いかがでしたか?

ここまでに、産後も夫婦円満であるために取り入れたい考え方や行動を3つにまとめてご紹介してきました。中には、言われてみれば当たり前と思えるものも含まれていたかもしれませんが、当たり前に思っていることを普段のコミュニケーションの中で行動に移すことは意外と難しいものです。自分たち夫婦にとって必要を感じるものがあれば、これを機に少しだけ意識して取り入れてみてください。

大切なわが子のためにも、産後も夫婦円満で、より良いパートナーシップを発揮できるふたりでいられますように。心から、応援しています!

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「夫婦会議」とは、人生を共に創ると決めたパートナーと、より良い未来に向けて「対話」を重ね、行動を決める場のことです。

自分一人の意見を通すため・相手を変えるために行うものではありません。「わたしたちとして、どうするか?」を考える場。特に育児期においては、わが子にとって、夫婦・家族にとって「より良い家庭環境」を創り出していくことを目的に行います。家庭は社会の最小単位であり、子どもたちが最初に触れる社会そのもの。大切なことを前向きな気持ちで対話していける夫婦であるために、新習慣として取り入れてみませんか?

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