現在ご覧いただいている「産後夫婦ナビ」を運営するLogista株式会社では、全国の既婚者630名を対象に「仕事と子育ての両立に関する調査」を実施。「子育てしながら働き続ける上で大切なこと」について、次の通り発表致します。

1、既婚者の94%が「夫婦関係は仕事に影響する」と回答!

「夫婦の関係性(円満かどうか)が仕事において影響すると思うこと」について調査した結果、夫婦の関係性が仕事において「影響しない」と思う人はたったの5.6%で、残りの94%は様々な面で影響している事がわかりました。(複数回答可)

このように夫婦の関係性は、働く本人の「モチベーションや効率」はもちろん、「仕事上の人間関係」「クオリティや成果」など、働き方や仕事の質に影響を及ぼすことがはっきりと見えてきました。


ちなみに男女別に見ていくと、女性に比べて男性の方が「仕事のクオリティや成果」への影響を、男性に比べて女性の方が「キャリアプラン」への影響をそれぞれ気にする傾向が高いという結果に。

・仕事のクオリティや成果(男性:43.8%、女性:34.6% /男女差9.2%
・自分自身のキャリアプラン(男性:23.2%、女性:30.2% /男女差:7.0%
・パートナー(夫・妻)のキャリアプラン(男性:22.5%、女性:32.1% /男女差:9.6%

こうした「気にする項目や度合いの差」は夫婦間の気持ちと行動に溝を生む一因になることも。お互いの考えに心を傾け合いながら、仕事に対してもマイナスではなくプラスの影響を及ぼしていける夫婦関係を築いていきたいものですね。

2、子育てしながら働き続ける上で「パートナーの理解・協力」は欠かせない!

続いて「子育てしながら働き続ける上で大切だと思うこと」について尋ねたところ「パートナー(夫・妻)の理解・協力」が91.7%で、断トツ1位という結果になりました。(複数回答可)

2位は「職場の経営者・上司の理解・協力」が53.3%、3位は「保育園など、子どもの預け先の確保」が40.8%という結果で、国策でもある “働き方改革” や “待機児童対策” への期待も伺えますが、1位と2位の間は40%近く開いているのが特徴的。

職場の中では見えづらい “夫婦のパートナーシップの有無” が、子育てしながら働き続ける上で最も重視されているという事がわかりました。

終わりに

これらの調査結果から見えてきた、仕事と子育ての両立において“夫婦のパートナーシップ”を大切に思う人々の価値観。

そこには、かつての日本を支えたモーレツ社員のような働き方ではなく、「家庭を大切にしながら働くこと」を願う子育て期夫婦の姿が透けて見えるようでもありました。

モーレツ社員とは
会社への忠誠心が非常に高く、自らや家庭などを犠牲にしてまでがむしゃらに働くサラリーマンのこと。猛烈社員、企業戦士ともいわれる。1950年代~70年代の日本の高度経済成長期に生まれた言葉。(引用元:コトバンク

職場側としてこうした個人の仕事観に寄り添っていくとなると、 「従業員の夫婦仲にまで介入できない」「家庭に踏み込んだサポートの必要性があるのか」などの声も挙がりそうなところですが、先の結果にある通り、夫婦の関係性が仕事に大きな影響を与えることは事実。長時間労働の是正をはじめとする各社の働き方改革の延長線に、子育て期従業員の夫婦のパートナーシップや、より良い家庭環境づくりを後押しする動きが広がっていく未来は、そう遠くないのかもしれません。

産後夫婦ナビを運営するLogista株式会社では、これからも仕事と子育ての両立はもちろん、未来を担う子どもたちにより良い家庭環境を創り出していけるご夫婦が増えていくよう、『夫婦会議(夫婦の対話』を届ける取り組みを進めていきます。

この度はアンケートへのご協力、誠にありがとうございました。

【調査期間】  平成30年2月16日〜2月17日 
【調査エリア】 日本国内
【調査方法】  スマホリサーチ
【調査対象】  25歳〜39歳の既婚者
【サンプル数】 630名(男性315名/女性315名)

はじめよう、夫婦会議

“対話”が「夫婦のパートナーシップ」を強くする。
私たちはそう考え、これまで『夫婦会議(夫婦の対話)』を広める事業を展開して参りました。

 Logistaが発行する【夫婦会議ツール】夫婦で産後をデザインする「世帯経営ノート」は、ブラックボックス化しがちな子育て期従業員の夫婦のパートナーシップに寄り添い、家庭内から仕事の継続・モチベーションの向上を後押しするツールとしてもご注目いただき、福利厚生としての導入も少しずつ進んでおります。企業経営者の方や人事関連ご担当者様でこちらのページをご覧になられている方おられましたら、この機会にぜひチェックしてみてください!

『夫婦会議』とは?

『夫婦会議』とは、人生を共に創ると決めたパートナーと、より良い未来に向けて「対話」を重ね、行動を決める場のことです。

自分一人の意見を通すため・相手を変えるために行うものではなく、「わたしたち」で答えを創っていくためのもの。

特に育児期においては、わが子にとって、夫婦・家族にとって「より良い家庭環境」を創り出していくことを目的に行います。家庭は社会の最小単位であり、子どもたちが最初に触れる社会そのものです。大切なことを前向きな気持ちで対話していきましょう。

※『夫婦会議』はLogista株式会社の登録商標です。

夫婦会議ツールのご紹介

夫婦で産後をデザインする「世帯経営ノート」

https://www.logista.jp/fufukaigi/setaikeieinote/

家庭も仕事も大切にしたい…もっと夫婦で協力し合えたら…。そんな産後のご夫婦の声を元に開発した「夫婦会議ツール」です。家事、子育て、仕事、お金、住まい、セックス、自由時間、美容と健康、祖父母との関係など、産後の夫婦がすれ違いやすいポイントに的を絞って質問や例題を設定。夫婦を世帯の共同経営者に見立てた「世帯経営」というオリジナルの概念を用いて二人で問いに向き合う内に、大切なことを前向きな気持ちで“対話”できる夫婦関係が築かれていきます。

家庭は社会の最小単位であり、子どもたちが最初に触れる社会そのものです。わが子に幸せな家庭環境を創り出していける夫婦であるために。夫婦・家族の明るい未来に向けて、ぜひ一家に一冊お持ちください。

【対象】妊娠・産後・育児期のご夫婦
【仕様】オールカラー/B5サイズ/全84ページ
【定価】¥ 2,200(税込/送料別)
【受賞】第13回 キッズデザイン賞「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」