長女の3歳の誕生日まであと20日!というタイミングで生まれた2,614gの男の子。「さ~て、家族も増えた!4人での新生活のはじまりはじまり〜♪」と気楽に思っていたのも束の間。待ち受けていたのは、長女の「ママロス」、そして夫である私の「妻ロス」でした(笑)

というわけで、前回記事里帰り出産先は「夫の実家」!?新たな家族のカタチを目指して!の続編。今回は、産後の妻が退院するまでの我が家の状況…"二人目育児の魔の5日間!?"を振り返ってみたいと思います。

将来のことより「目の前の大変さ」

第二子となる息子が生まれる少し前のこと。

「兄弟姉妹の年齢が近いと、一気に乳幼児期が終わって良いよ!」「上の子が下の子の面倒を見てくれるよ!」…と、メリットを語る声もあれば、「イヤイヤ期が重なると大変だよね…」「忘れかけていた子育てを一からやるのはしんどいよ」…と、デメリットを語る声もある中、私の頭の中では「3歳差の姉弟」の成長シミュレーションが日夜行われていました。

息子が1歳の時に娘が4歳。2歳の時に5歳…。
娘が高校入学と同時に、息子も中学に入学…。
そして娘が大学受験と同時に、息子は高校受験!

うわあぁ!受験や進学が被るのか!と(笑)

そこではじめて、家計はどうする?次の子どもの計画は!?など、気になることや不安に直面した私。

3歳差は変えようがないよね!
今考えても仕方がないよね!
2人目が生まれたらそんなこと考えてる暇もないよね!

…と自分に突っ込みながらも、間も無くはじまる家族4人での生活を前に、何か考えていないと落ち着かなかったのかもしれません。思考の隙間を埋めるように、3歳差の姉弟の成長シミュレーションを延々と繰り返していたのでした。

でもそれも、妻の出産・入院で発動した長女の「ママロス」により一旦ストップ。
目の前の大変なさを乗り切ることで精一杯な5日間が、幕を開けたのです。

また「明日来ようね」が通用しない

そもそも娘に弟の誕生を伝えたのは、保育園のお迎えに行った時のことでした。「え!?赤ちゃん生まれたと???」とビックリした様子でしたが、同時に嬉しそうな表情を見せてくれてホッとしたのを覚えています。

そこから妻が入院する病院へ。

病室のドアを開け、生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこしているママの姿が目に飛び込んできた娘。いつもだったら「ママーーーーー!!!」と勢い良く駆け寄るところですが、この時ばかりはそーっと近寄り、少し緊張した様子で「赤ちゃん。。。」と一言呟いていました。

姉弟の対面は、私たち夫婦にとっても感動の瞬間に。子ども同士、何か感じることもあったのかもしれません。私もこの時ようやく感謝と労りの気持ちを伝えることができ、家族が4人に増えたことの喜びを噛み締めることができたように思います。

でも問題はここから…!

産後間も無い妻がまだ万全で無いことを感じ、「そろそろ帰ろうか。ママと赤ちゃんにバイバイね」と伝えた途端に娘の表情は一転。

「いやだ〜!」
「ママがいい〜!!!」
「ママと一緒にいる〜!!!!!」と大号泣!

ママにしがみ付き、わめき散らす姿は迫力満点(笑)妻も私も胸が痛みましたが、こればかりはどうにもできず。結局剥ぎ取るように抱きかかえて病室を後にすることになったのです。

そこから里帰り出産で身を寄せていた私の実家に帰宅するまでの間も泣き止まなかった娘。「また明日来ようね」と言い聞かせても全く通用せず、初日からパンチの効いたママロスっぷりを発揮してくれたのでした。

「何でママと赤ちゃんは帰ってこないの?」

自立心や好奇心も旺盛な3歳の娘。しかし、それとこれとは別。
まだまだママと一緒にいたいお年頃なんですよね。

「ママも赤ちゃんもいるのに、なんで一緒にいれないの?」
「何でママも赤ちゃんも帰ってこないの?」
と終始不安気。説明しても、なかなか離れ離れの状況が理解できず、不安と悲しみが溢れてくるといった様子。

朝のお着替えも「ママがいい~〜〜!」
日中も「赤ちゃんのとこに行きたい~〜〜!」
寝る前も「ママと一緒に寝たい〜〜〜!!!!!」と、
「ママ」を連呼し、求め続ける娘。泣き疲れて、小さく丸まって眠る娘の後ろ姿が寂しそうで、第二子誕生の喜びを一瞬忘れるほどの辛さがありました。

でも、お見舞いに寄ると落ち着きと元気を取り戻してくれるんですよね。
そうすると「ここに泊まる!」の一点張りで、初日と同様に帰り際が大変なわけですが^^;

とにかく、あんなに泣きじゃくる姿、今まであったかなぁ…と思うほどの泣きっぷり。保育士をしていたこともある私ですが、何をしてなだめてもうまくいかず、この時ばかりは私もちょっとした「妻ロス」状態(笑)になっていたような気がします。

妻・母は偉大…!!

ちなみに私にとっての「妻ロス」は、「寂しい、早く帰ってきてほしい」という感情ではなく、「妻って母って、偉大だなぁ…!」という感情が中心。自分で言うのもなんですが、普段から娘との仲はとても良いため、これほどまでにママまっしぐらになるとは思ってもいなかったんですよね。甘かったなぁ(笑)

そんな中で幸いだったのは、里帰り出産(私の実家)で仕事に出ている間の家事や育児を両親や姉が引き受けてくれていたこと。総合的に考えたら、私自身はかなりラクに産後の5日間を過ごさせてもらったように思います。

でも、もし他に誰も頼ることができない環境下で第二子出産を迎えていたら?
完全に一人で娘の「ママロス」と向き合うことになっていたら…?

いや〜、ゾッとしますね。
きっと私の「妻ロス」も、娘の「ママロス」並みに深刻化していたことでしょう。

 

とはいえ、出産の前後で妻が家を留守にし、産婦人科などの医療期間にお世話になるのは仕方のないこと。そして、入院している産後の数日間くらいは、できるだけゆっくり休ませてあげたいものなので、「ママロス」も「妻ロス」も避けられないんですよね。

なぜなら命がけで新しい命を産み出す「出産」は本当に壮絶だから!(第一子の立ち会いで実感しました)

産後の入院期間中も、体が様々に痛む中で2〜3時間置きに赤ちゃんへの授乳とおむつ替えを行い、合間で産後の母体検査や育児指導を受けたりと、ただでさえ休まる暇もないほどに忙しい妻。入院=寝ていられるというわけでもないので、面会は最小限に抑えて休める時に休んでもらうしかない…と思うと、必然的に上の子には「ママと会えない寂しさ」を一緒に乗り越えてもらうことになるわけです。

ちなみに、自宅分娩を選択される方は離れ離れにならずに過ごせますが、それでも産後は寝る部屋を分けるなど、どちらにしても上の子との関わりが薄まるのは避けられない模様。お兄ちゃんやお姉ちゃんになる時には、やはり多少の我慢と寂しさを経験することになるのかもしれませんね。

夫にもできることはある!

こうやって振り返ってみても、産後の数日間をどのように過ごすのがベストだったのか…それは分かりません。
でも、一つだけ言えることがあります。それは、新しい家族を迎えるタイミングで、「夫の自分にも必ず頑張りどころが出てくる!」ということ。

妻(ママ)も下の子も命がけで頑張っている。上の子も必死に寂しさを乗り越えようとしている。そうした中で、夫である自分にもできること・やるべきことがきっとある。それが何なのかは、夫婦・家族の考え方にもよると思いますが、普通じゃないこの時期に家族の一員としてできることを探して行動するという意識がまず大切なんじゃないかなと思います。家族みんなで一緒になって産後の日々を乗り越えていく実感を共有できたら、すごく心強いですしね。
 

ちなみに私がこの5日間で妻にできたことと言えば、
・産後の妻にねぎらいの言葉をかける
・できるだけ休んでもらえるよう面会の時間やタイミングに配慮する
・娘の「ママロス」を笑い話にして聞かせる
これくらい^^;

もしかしたら、もっとあったのかもしれないな〜と思いつつ。
すでに書いてきた通り、ママロス対応で必死でした(笑)

そんな我が家の産後5日間のお話はここまで。
4人で暮らし始めてからの日々は、また次の機会にでも書いてみたいと思います。それでは!

つづく…

過去の記事

おせっかい隊:矢野 浩樹(やのひろき)

久留米大学卒業後、独学にて保育士資格を取得。学童保育、保育所、子育て支援など子どもに関わる仕事を経験。現在も子どもや家族、青年達の支援や活動をメインとしている。
また「完璧な親なんていない!」NPファシリテーターとして子育て中のお母さん達に向けての子育て講座や多方面に渡り活躍中。西日本新聞ネット版「FanFunFUKUOKA」では、既に100を越えるコラムを書き、今も発信中!奥さんと3歳の娘、そして17年1月に第二子の息子が生まれ、日々子育てに奮闘中!!