「子どもがいる家庭は大変だと、身に染みて分かりました」と語るのは、福岡県古賀市にある空調機器メーカー「株式会社 西部技研」の代表 隈 扶三郎(くま ふみお)さん。

一昨年前にお子さんが生まれて以来、出張や会合が無い時には定時で帰ってお風呂入れを担当するなど、率先してワークライフバランスの充実に取り組む一児の父でもある。

そんな"新米パパ"率いる同社の強みは、「ハニカム」技術を活かした世界水準の製品の研究開発。

ハニカム(蜂の巣)構造部にさまざまな機能性素材や吸着剤を使用し、全熱交換や除湿、脱臭、二酸化炭素の除去を可能にするローターや、ドライルームなど、用途に応じた製品を生み出してきた。

中でも全熱交換機に用いる「ハニカムローター」は国内シェアNO.1の実績を誇っており、商業施設や病院、ホテル、オフィスビルなどの省エネに貢献。そのほか、印刷所や自動車・半導体の工場などでは、環境保全を担っている。

同社の市場は日本国内だけに留まらないのが特長だ。創業当時から海外展開に積極的で、現在では、海外3カ国に子会社を置き、世界約50カ国と取引を行っている。国の「グローバルニッチトップ企業100選」に選定されているのも頷ける。

また最近では、福岡県「福岡県男女共同参画表彰(2010年)」、経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選(2015)」、内閣府「女性が輝く先進企業表彰(2015年)」を受賞するなど、性別や国籍、ライフステージを問わず、多様な人材が活躍できる職場環境を推進している面でも注目を浴びている。

世界水準の技術力と、風通しの良い社風はいかにしてつくられてきたのか。創業50年を迎え、100年企業に向けてさらなる成長を目指す同社の舞台裏に迫る。

「知識の集積からしかアイデアは生まれない」という言葉を胸に創業した父・隈 利實(くま としみ)さん。九州大学工学部の研究者だった利實さんは、三男として隈さんが生まれた翌年の1965年に同社を立ち上げた。

今で言うところの「大学発ベンチャー」。企業からの受託研究とヒーターの製造などで当初から業績を伸ばしていたが、オイルショックで一転。たちまち、倒産間際まで追い込まれた。苦境に立つ中で思い出した大学時代の研究「ハニカム構造の全熱交換器」の国産化に活路を見出したのは必然だったのかもしれない。以来、省エネや環境保全などの分野で国内外から支持されるメーカーへと成長していく。

そんな父の会社に隈さんが入社を決めたのは「予定外のこと」だった。地元の大学の法学部に進み、卒業後は技術とは無関係な就職先を検討していた隈さん。二人の兄が家業とは異なる道へ進んだことで、それならば…と父の会社へ入社することを決意したのだ。

入社後は2年間の工場勤務を経て、海外事業部に転属。3年目にして、アメリカでの販路開拓と現地法人の立ち上げに奔走するなど、充実の日々を送っていた。

しかし、隈さんが入社して10年が経った頃に父が急逝。会社も順調に成長を続ける中、母である隈 智恵子(くま ちえこ)さんが2代目社長としてバトンを受け継ぐことになった。そしてこれを機に、会社は次のステージへと進んでいく。

「女性が長く働ける職場をつくっていこう」

3人の子育てをしながら働いてきた当事者として、智恵子さんは結婚や妊娠、出産などのライフイベントに関係なく、女性が安心して働き続けられる職場環境を目指したのだ。そんな思いの上に整備されていった産休や育休、復帰後の時短就業制度。女性社員に喜ばれたかと思いきや、一向に利用者が現れることはなかった。

そうした中で、2002年に隈さんが3代目の社長に就任。隈さん自身、多様な人材が活躍できる職場環境を志す中で、2代目社長の思いを受け継ぎながら「女性の仕事へのモチベーション向上と、男性上司の意識改革」への取り組みを加速させていく。

「結婚するお相手の方の仕事の状況が影響することもありました。でも、それだけじゃない。当時はまだ男性中心の職場環境で、ダラダラと残業をする雰囲気があった。その中で女性の仕事はアシスタント的な内容に限られており、目標や"やりがい"を見出し難い環境だったことが大きく影響していたと思います」と隈さん。創業者が技術に対して真摯に向き合ってきたように、社員一人ひとりのライフに真摯に向き合う姿勢が実を結んだのだろう。「後に続く女性に道をつくりたい」と、ついに一人目の産休・育児休業制度取得者が誕生。社長就任から3年、制度導入から7年の歳月が経っていた。

「取得第一号の女性は、今では3人のお子さんを育てており、職場では管理職としても活躍してくれています」

現在では、総務部や経理部などのスタッフ部門だけでなく、開発部や製造部、技術部門などでも女性社員が活躍するようになった同社。女性の職域が拡がる中で、現場の改善が進み業績も上がった。何より、職場が明るくなったと言う。

今後は、製造現場でパートとして働く女性社員が正社員になるような流れも促進しながら、更に女性の活躍の場面を広げていきたいそうだ。

また、隈さんは「男性社員」にも、大いに期待を寄せている。

たとえば、未就学児の子どもを育てる男性社員を対象とした「SGちちおや会」は、その気持ちの現れの一つだろう。

子をもつ親としての悩みは女性(母親)に限ったものではない。男性(父親)だからこその悩みがある。そうしたプライベートな悩みを共有する場を通じて、互いに刺激しあい、家庭と仕事の両立に対するモチベーションを向上させてほしい。その上で、自分や家族のために残業を見直し、生産性を追求できるようになってほしい。そんな気持ちではじまったインフォーマル(非公式)な活動の一つだ。

昨年11月に開催されたキックオフ研修では対象者の約半数となる26人の男性社員が集い、家庭と仕事の両立、職場での生産性向上に向けて知恵を絞りあった。

隈さんは、「SGちちおや会では私が一番経験値が浅いので、いろいろ教えてもらっています(笑)それにしても、初回であんなに盛り上がるとは思わなかった。子どもとの時間や家族との時間を大切にするためにも、効率よく働く知恵と習慣を身につけるキッカケを掴んでほしい」と振り返った。

このほかにも、「55歳以上」のベテラン社員を対象とした「55倶楽部(ごーごーくらぶ)」や、ゴルフや登山、ランニングなど共通の趣味を持つ社員で集うサークル活動も盛んな同社。

こうしたインフォーマルな取り組みを推奨する背景には「社員一人ひとりがそれぞれの個性を活かして活躍し続けられる職場にしたい」という隈さんの思いが存在すると言う。仕事と家庭・その他の生活との両立、そして充実が、子育て期だけではなくどのライフステージにおいても重視されているのはそのためだ。

だからこそ、「労働時間の短縮」や、最大9連休が取れる「ポジティブオフ制度」も特定の層だけでなく「全社」で取り組む。特に時短への取り組みは、表面的な長時間労働の削減にならないよう、個々の担当業務を見直す中で仕事を効率化させる努力を進めている。

働き方を変える時に大切なことは何だろう。
トップの意思表示?社内の制度?どれも重要なポイントに違いない。

しかし最も大切なことは、本人の意思とそれを応援する「社内の空気」ではないだろうか。

自分はどうしたいのか。それを周りはどう感じるのか。一緒に働く仲間はどうしたいのか。それを自分はどう感じるのか。
このやり取りができる人間関係、多様な人財が互いの存在を認め合える空気づくりが、同社の強み。社員一人ひとりが、独創的な技術と風通しの良い社風を支える基盤になっていることを感じる取材であった。

ライター:花田 亜美

子育て期にやさしいPoint!

子連れで参加できるレクレーションや毎年取れる9連休(ポジティブオフ制度)で家族を大切に!

希望する社員が全員参加できる旅行やレクレーションを年に数回企画している同社。普段見ることのないお父さんやお母さんの職場見学を行う"子ども参観"や、家族連れで参加できるスポーツ大会は特に好評だ。

また、年末年始やゴールデンウィーク、お盆などを除いてまとまった休暇を取ることができる「ポジティブオフ制度」にも定評がある。土日を挟んで最大9連休取得できるこの制度を通じて、各々にリフレッシュや自己啓発、家族との時間を満喫するのだ。ちなみに、就学児童のいる社員は7月から8月にかけて制度利用を希望することが多いため、それ以外の社員は時期をずらして制度を利用している。一緒に働く仲間の状況を踏まえながら、思いやりと譲り合いで100%の取得率を保持しているというから驚きだ。休みから戻ってきたときに「一週間くらい自分が出社しなくても会社は廻る」という気付きを得る人も多いようで、日頃の労働時間を見直し、生産性を高めようとする動きにも繋がっている。

産休・育休取得は当然!男性も、出産に立ち会ったり、パートナーに寄り添える時間が持てる!

女性社員の産休や育休取得は当然ながら、同社では「男性の育休」も積極的に進めている。今のところ、オリジナルの「育児特別休暇(3日)」を取得した男性社員は100%!奥さんが出産した後に特別休暇(2日)と合わせて計5日間の休みを取る社員も少なくない。育児・介護休業法に基づく長期間の育児休業を取得する男性社員は「これから」という状況だが、そう遠くない未来に「取りたい」と名乗りを上げる人が出てくるだろう。

また、未就学の子どもを育てる男性(父親)社員向けに発足した「SGちちおや会」も好評だ。子をもつ親としての悩みを共有する中で互いに刺激しあい、普段の家庭生活や仕事へのモチベーションを上げていくことが期待されるインフォーマルな集まり。キックオフ研修では対象者の約半数にのぼる26人の男性社員が集い、家庭と仕事の両立、職場での生産性向上に向けて知恵を絞りあうなど、父親たちも働き方改革に余念がない。

「みんな」で目指す賢い働き方!

会社ビジョンに「新ワークスタイル8か条」という独自の考え方を盛り込んでいる同社。

1.自身が担当している仕事の客観的価値を知る。
2.時として残業もするが、まずは定時内の仕事の密度を上げる事に全力を尽くす。
3.自分だけでなく、周囲も定時で帰れるよう気を配る。
4.仕事のアウトプット(成果)の量と質を向上させる。
5.常に時間(スケジュール、期限、納期)を意識する。
6.自身の成果を上司や周囲にアピールする。
7.仕事とプライベートがリンクする部分を意識的に作る。
8.増えた余暇時間で自己啓発の為の勉強をする。

ここには具体的な行動指針が記載されており、育児や介護で時間制約のある社員だけでなく「全社員」が自身の行っている業務を見直し、全社の中で求められている役割や働きぶりを向上させていくこう!というメッセージが込められている。

「仕事場では見え難い普段の生活の面でも互いを尊重し、社員一人ひとりが、プロフェッショナルとして常に成長志向を持ち続けられるような環境をつくっていくことが重要」と隈さん。

産休・育休から復帰して時短勤務をしている女性社員だけでなく、誰もが先々子育てや介護などで働く時間に制約が生じるかもしれないことを考え、普段から労働時間の短縮と生産性の向上を「自分ごと」として意識して働けるようになってほしいとも話していた。全社員にとってやさしい働き方を考え、整えていくことが、結果として子育て期の社員の働きやすさにも繋がっていくのだろう。

Real voice 〜社員の声〜

50回泣いて、1回笑う。それがこの世界。

「誰かの真似から良いものを目指すのが本来の工学の姿。でも、ここでの仕事は非常にニッチでクリエイティブ。50回失敗して1回成功すれば良い方ですね」と話すのは、開発部の島田さん。入社5年目にしてアシスタントマネージャーを務める若手ホープだ。

主な仕事はセラミックを使って部品(ハニカムローター)をつくること。しかし今、島田さんは自分自身にとっても会社にとっても重要な仕事を任され、日々チャレンジを繰り返している。「世の中や社内のニーズからを汲み取りながら新しい価値を生み出すことは難しい。まさに、独創と融合に挑戦する日々です」と語る姿は、どこか楽しげで、誇らしそうに見えた。

そんな島田さんも、プライベートではまもなく2歳になるお子さんを育てる父親。「妻の陣痛が始まったことを上司に話すと『すぐに行ってやれ』と背中を押されました。無事に出産に立ち会うことができ本当に良かった。産後も、特別休暇2日と育児特別休暇3日を合わせた計5日間の休みを取りました。5日間とは言え、パートナーが苦しい時に一緒にいることができたのはありがたかったですね。お互いに安心しました」とお子さんが生まれた当時を振り返ってくれた。

実は大学卒業間際には結婚していた島田さん。「家族は近くにいた方が良い」という思いは、同社にUターン就職を決める時から変わらない。だからこそ、お子さんが生まれてからは特に「定時の17時半には仕事を終えて帰路につく」という働き方を実践しているのだと言う。「どうしても踏ん張らないといけない時や、今日中に終わらせたい!という時は残業をすることもあります。でも、家族との時間が大切。だから定時退社を自分のワークスタイルの基本と考え、メリハリを持って働くようにしています」と島田さん。

昨年末に発足した「SGちちおや会」では、リーダーにも名乗り出るなど、自身と同じように家庭と仕事の両立に取り組む父親たちの職場環境向上にも積極的だ。「普段の仕事の中では、子どものことや家庭の状況を話す機会はあまりありません。そうした中で子育て中の父親たちは弱音を吐かずに抱え込んでしまうこともある。同じ年頃の子どもを育てる父親同士で、家族や子どもの話を共有する場があれば良いなと思っていたんです。より深く相手の内面を理解することにも繋がるし、それが相手の家庭と仕事の両立を応援することにもなりますから。ああいう場は、大切ですね」

SGちちおや会が発足して以来、話す人の範囲が広がったという島田さん。世界水準の技術は、社員一人ひとりのライフに寄り添う同社の姿勢、思いやりや繋がりを大切にできる人財によって支えらている。

島田 隆寛(シマダ タカヒロ)/福岡県北九州市 出身

●入社年度:2012年
●最終学歴:名古屋大学大学院 工学研究科 マテリアル理学専攻
●所  属:開発部(アシスタントマネージャー)
●仕事内容:セラミックを使用したハニカムローターの開発。パソコンに向かうより、実際につくる時間がほとんど。

入社のきっかけ

大学で原子力を専門に学ぶ中、3.11(東日本大震災)を機に「家族は近くにいたほうがいい」と考えるようになった。Uターン就職を探す中、地元福岡に世界レベルの環境技術を持つ企業があることを知り、興味を持ったのがきっかけ。

文系社員も挑戦中!「得意」を伸ばして活躍を目指す!

「社名を見た時点で『文系の自分が行くところではない』と思いました」と話すのは、今年の春に新卒で入社し営業部に配属された、鳥巣さん。合同説明会で人事の方に声をかけてもらったのがキッカケとなり、西部技研を知った。

「普段自分たちが利用している病院や市役所、ショッピングモールなど、人が集まるところに製品が入っていることを知って一気に興味が湧きました。スゴイな!と。将来は結婚して子どもを…とも考えているので、父親として家族を大切にしながら働ける制度や風土にも惹かれましたね」

中でも、9日間連続で休暇が取れる"ポジティブオフ制度"には驚いたそう。「働き始めるとまとまった休みが取りづらくなると思っていたので、これは嬉しいです。それに、社内行事やサークル活動が盛んなところも魅力ですね。先日のソフトボール大会では子連れで参加していた社員の方も多くいましたし、社員旅行に家族を連れてくる方もいると聞いています。家庭と仕事を両立している人が身近にたくさんいるのが心強いです」とも話していた。

研究・開発から製造、販売まで一貫して手がける同社にとって、顧客と直接やり取りをすることになる営業部の人財も重要な存在だ。鳥巣さんはこれから、顧客の課題を捉え、自社製品の性能や魅力を伝えることはもちろん、さらなる開発のために顧客の要望を正確にヒアリングし、会社にフィードバックする役割を担っていく。

「営業の仕事は、お客様だけでなく、社内の全部署と関わりながら進めるもの。関わる人々について知る努力、学ぶ努力が必要になると感じています」と鳥巣さん。社内には、見たことのない科学式や使ったことのない工具が溢れている。その中で、分からないことを率直に尋ねたり、自分で調べたり、なぜこの作業が必要なのかと考えてみたりする姿勢を忘れないようにしていきたいと言う。

「文系出身の自分だからこそできることがある。営業として人に伝える役割は、その一つだと思っています。今はとにかく、周囲の先輩や上司を頼りながら学ぶ日々。この先も技術的に分からないところは出てくると思いますが、その都度周りと連携しながら乗り越えたいです」

自分が得意なことを見つけ、伸ばしていく中で「自分だからできたこと」に出会える時がある。鳥巣さんの仕事人としての挑戦は始まったばかりだ。

鳥巣 新喜(トリス シンキ)/福岡県久留米市 出身

●入  社:2016年
●最終学歴:福岡大学 商学部 商学科
●所  属:営業部
●仕事内容:営業部に配属されたばかりで現時点では来客対応がメイン。先輩や上司に学ぶ中で間も無く営業周りが始まる!

入社したきっかけ

社名を聞いた時点では「自分には関係無い」と思っていたが、空調や環境のことを考えながら人々の生活を快適にしていく技術を持っていることに可能性を感じた。毎年9連休がとれる「ポジティブオフ制度」も魅力を感じた中の一つ。仕事とプライベートのメリハリを大切にしたい自分に合っていると感じて入社を決めた。

会社名株式会社 西部技研
創業昭和37年11月
設立昭和40年7月
代表者代表取締役 隈 扶三郎(くま ふみお)
資本金1億円
従業員数231名(男性196名、女性35名)
保有特許【海外】
商標 出願中 4件 登録済23件
特許 出願中15件 登録済18件
【国内】
商標 出願中 0件 登録済30件
特許 出願中16件 登録済48件
(実用新案含む)
所在地【本社・第1工場】福岡県古賀市青柳3108-3
【第2工場】福岡県古賀市青柳3272-15
【第3工場】福岡県古賀市青柳3272-11
【東京支店】東京都中央区東日本橋2-24-14 日本橋イーストビル4F
【関東技術センター】埼玉県川口市江戸2-9-9
【仙台営業所】宮城県仙台市青葉区上杉1-4-10庄建上杉ビル5F
【名古屋営業所】名古屋市名東区一社2-6サニーヴェイル一社2F
【大阪営業所】大阪府大阪市淀川区西中島5丁目11-10第3中島ビル6F
他スェーデン、アメリカ、中国に海外拠点あり
事業内容【省エネ、環境保全関連機器の製造、販売】
家電メーカーや重電メーカー、⾷品や医薬品、⾃動⾞など、あらゆる産業分野に納⼊される製品を研究開発、製造、販売しています。

①デシカント空調機
 従来の冷凍機や冷⽔などを⽤いる空調機と違い、乾燥剤(吸湿材)を⽤いて空気中の湿気を除湿して空調します。
②VOC(有機溶剤)濃縮装置
 ⼯場排気に含まれる揮発有機溶剤を浄化すると同時に濃縮する機能を有し、VOC燃焼装置の前後に組み込めば設備費、ランニングコストの⼤幅削減に寄与します。
③デシカント除湿機
 ⾼湿空気を除湿ローターで除湿。除湿機の⼼臓部である除湿ローターでは世界トップレベルの技術⼒です。

ホームページもぜひご覧ください!
ホームページhttp://seibu-giken.com